前回の記事では、マイツールでSVLWFILEが認識されず、RITALK32.dllエラーが出た事例と、Microsoft Defenderの保護履歴・除外設定を確認する手順を紹介しました。

Defenderの設定を確認しても改善しない場合は、Windows 11の「スマート アプリ コントロール」が関係していないか追加で確認します。

スマート アプリ コントロールとは

スマート アプリ コントロールは、Microsoft Defender Antivirusのフォルダ除外とは別に動作するアプリ実行制御です。Microsoftのクラウド評価で安全性を確認できないアプリやバイナリ、不明な未署名コードをブロックする場合があります。

そのため、DefenderでC:\MTFREEを除外しても、別の仕組みで関連DLLが制限される可能性があります。ただし、古いDLLや未署名ファイルが必ずすべて拒否されるという意味ではありません。

状態を確認する手順

  1. 「スタート」→「設定」を開きます。
  2. 「プライバシーとセキュリティ」→「Windows セキュリティ」を開きます。
  3. 「アプリとブラウザーのコントロール」を選択します。
  4. 「スマート アプリ コントロールの設定」を開きます。
  5. 状態が「オン」「評価」「オフ」のどれになっているか確認します。

「オン」になっている場合は、Windows セキュリティの通知や保護履歴に、マイツールや関連DLLのブロック記録がないか確認してください。

オフにする前の重要な注意

原因確認だけで安易にオフにしないでください。
無効化するとPCの保護が弱くなります。先にデータのバックアップ、ファイルの入手元、デジタル署名、WindowsとDefenderの更新状況を確認します。

Windows 11のバージョンによっては、手動でオフにした後の再有効化や評価モードへの復帰に、PCのリセットまたはWindowsの再インストールが必要です。一方、最近のWindows更新では再度オンにできる場合もあるため、実際の設定画面とMicrosoftの最新案内を確認してから判断してください。

MYTOOLで確認する順番

  1. 業務データとC:\MTFREEをバックアップします。
  2. Defenderの「保護の履歴」で対象DLLの記録を確認します。
  3. SVCOM.DLLなど必要なファイルの存在と入手元を確認します。
  4. スマート アプリ コントロールの状態と通知を確認します。
  5. 設定変更後はPCを再起動し、SVLWFILEを確認します。

まとめ

Defenderのフォルダ除外で改善しない場合は、スマート アプリ コントロールも切り分け対象になります。ただし、セキュリティ機能の無効化を最初の対処にせず、記録・署名・ファイルの信頼性を確認してから判断することが重要です。

参考情報